■1957年4月5日 山形で生まれる。

幼稚園、小学校、中学校と普通の暮らし。普通の女の子。

ところが、何を血迷ったか高校、短大は全寮制のミッション・スクール。当時、英語に興味を抱き、(というよりまともに分かる学科は英語しかなかった)卒業後、O.L.、塾の講師を経て、7ヶ月の英語武者修業とやらで、イギリスへ旅立つ。

世界に通用する英語の教師になろうと、大志を抱いてのイギリス生活であったが、ここで人生最大の転機が訪れる。滞在中、なぜかヒゲの現地人に一目ボレされ(本人の弁)、結婚を考える。そして、両親を説得するため一時帰国する。

そのときの故国での家族のあわてふためきようといったら、誰でも大抵の想像はつくであろう...

しかし、愛は国境を越えた。

■金髪ヒゲ男からの毎日に渡る国際電話に家族は屈した。(というより、解らない外国語に5ケ月、親は首を縦に振るしかなかった)

そして、英語の教師になるはずが、英国人の妻になってしまった。人生は先が読めない...一寸先は闇ではないが、バラ色でもない。
やがて子供が生まれる。

我が子を育てながら、いつしかまた語学に目覚める。英国人の妻になった山形生まれの女性が、イギリスで日本語を教えることになった。

1998年11月、世界各国から選ばれた40名のうちのひとりとして、国際交流基金の主催する平成10年度の、在外邦人教師研修に参加。埼玉県浦和市にある日本語センターで4週間しごかれる。
ついに故国に錦を飾った、と涙する。

■180度転換のこの身の振り様。
人生は間違いだらけ?イヤイヤ、人生はなんと素晴らしき哉。国の違い、言葉の違いの間に生きて、自分の感じてきたことを、何かに書きとめておかずにはいられなくなった...

今、海の向こうから、イギリス便り..

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